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お茶室の設え

お茶室の設え
いま、茶室の床にかかっている書です。この画面からはみ出しそうなダイナミックな書は、
洋画家の須田剋太(1906-1990)の手になるものです。須田剋太は、司馬遼太郎の『街道をゆく』の
挿絵を描いた作家で、井上博道とも深い親交がありました。書かれている文字は「韜晦鬼獣」。
韜晦とは広辞苑によると「自分の才能や地位、形跡などをつつみかくすこと」とあります。
「鬼や獣のような姿をしているが、本当は優しい心の持ち主」と解釈していますが……。

This calligraphy is a hanging scroll in the Tea Room. It was written by Kokuta SUDA.
Kokuta SUDA(1906-1990) is one of famous painters in Japan.
The meaning of this calligraphy is that devils and beasts hide their true characters.

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