井上千鶴の言葉

井上千鶴のことば

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戦後75年

私がこの世に生を受ける2年前に広島、長崎に原爆が投下され、そして太平洋戦争がようやく終わりました。75年前の事です。もちろん、私は戦後のベビーブームの中で育った者ですから、母に戦時中の苦しかった事、食糧事情が悪く着物や帯を売っては食品に変えたりした事等を聞くばかりでした。また、父からは、中国で戦い終戦を知った後もなかなか帰国出来なかった位の事で、戦争に対する思いや軍隊の事などは、何一つ聞かされた事はありませんでした。自身が物心ついた時から今日まで、戦争を扱った映画や本で時折、沖縄戦の映像や原爆投下の きのこ雲、焼け野原の風景等で余りにも今の生活とはかけ離れた画像で、他人事のように思っていたのかもしれません。しかし、今年はコロナ禍で外へ出る機会が少なく、自宅で、新聞や読書、テレビの特別番組等を見る事が多く、特に近年の国際情勢のあり方も影響して、身近に「戦争」を考えるようになりました。また、題材も戦後の戦災遺児や一般人への戦後補償の事など、余り今まで大きく取り上げられなかった事を NHKは特別番組で当時者の言葉として取り上げました。本当に同じ日本人として、こんなにも苦しみ情けない思いをして、でも、それぞれに頑張って来られた人が居られるのかと何とも言えない気持ちになりました。戦争を体験して来た人々が、もう僅かしか残って居ない今になるまで、どうして、経済一辺倒の政治で突き進んで来たのか、バブルで浮かれている人々の裏には戦争の犠牲になりながら、大きな声で、それを言う事も出来ず、ただひたすらに生きて来た人々が居た事を私達は忘れてはならないと思いました。また、二度と戦争は起こしてはならない事ですし、民主主義の今の世の中なのに、どうしてこのような事になるのかと思うばかりですが、本当の意味の民主主義の国であれば、どんな人も一人一人が幸せを希求する権利があるはずです。戦後75年が経った今、もう一度、各々の人々が幸せに生きられる社会になるよう努力したいと考えました。




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