井上千鶴の言葉

井上千鶴のことば

早朝、ようやく日の出の頃、窓の外は霜が降りたのか白っぽいベージュ色に染まっています。
一ヶ月ぶりの散歩に出掛けました。身の引き締まる寒さに身震いをしながら、ちょっといつもと
異なった道を登り大きな水道タンクの周辺を廻って20分程歩いていると、いつの間にか、
ほかほかと暖かくなってきます。
陽が上がり、東の空が茜色に染まり、心の中まで穏やかになります。
この所、身近な人が、いつも浮かぬ顔をして考え込んでいます。人は自分のするべき事行く道が、
はっきりと見えている時は、悩む事なく、それに向かって、どんどん迷う事なく歩み、足跡を
残す自信に満ち、毎日、はつらつと生活出来るのですが、その成すべき道がぷっつり切れたり、
あるいは、ふと立ち止まって本当にこれで良かったのかと考え出すと今までに培った足跡も自分の
業績すらも見えなくなり、自信が何事においても持てなくなるのです。
たとえ客観的に見て、そうではない本当にもっと自信を持って歩めば良いと助言されても、本人は
中々その壷に入ったら最後、抜け出す難しさに苦しみます。
私自身、他人事ではなく、その様な経験は何度となく繰り返したものです。
何週間もの間、悶々と過しながら、自分のしたい事は何なのか、人の目を気にせず、本心は
何処にあるのか正直、何をどうしたいのかを突き詰め、答えを出すより他には解決出来ないのです。
その答えの後押しをするのは、自分の中の自信の在り処をはっきり見定める事だと思います。
それまでの間、じっくりと付かず離れず見守れたらと考えています。
70才を過ぎた今だから、こんな事も言えるのでしょうが、年を重ねても、尚、苦しい事は、
いつも楽しい事と同じだけ有るものだとも思います。




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