井上千鶴の言葉

井上千鶴のことば

 

 

一言の大切さ

 

新緑の美しさが日毎に増すこの頃ですが

それと同時に足元を見れば歓迎されない草が成長し始め

常緑樹は古い葉を落として新緑へと入れ替わり、衣替えをする季節でもあります。

 

自宅の前は歩道になっていて車道との間にツツジの植え込みが列なっています。

今は満開の花盛りで美しいのですが、その間間にモチノキが植えられています。

これがちょうど新緑との入れ替わりの時期で葉をどんどん落とします。

もちろんツツジの木の間にもヘクソカズラの蔓が伸び、カタバミやタンポポ、豆類などが成長します。

 

見苦しいので朝の30分ほどでとりあえずの掃除をしようとしていたとき

ゴミの収集車が通りがかりました。

と同時に家の前のゴミをその車に積み込む役目の方が

私の傍にある落葉などが入ったビニール袋を見て

「積み込みましょうか?」と声をかけてくれました。

私は咄嗟のことで「ありがとうございます。いいえ、大丈夫です。」という答えだけをしました。

その一言が私の中で、その後いろいろな事を考えるきっかけになりました。

 

私たち、奈良の住民は何年前だったか

ゴミの収集業務のことで良い報道はほとんどされず

いつも何か嫌なイメージが出来上がっていたように思われます。

しかし、最近になってゴミの分別ルールも以前より緩やかになり

置き去りにされたゴミ袋が目につくこともほとんどなくなりました。

そして、今朝は収集の方の「積み込みましょうか」のやさしい一言で

何か心に暖かなものが感じられたのは偶然の一致なのかと思いました。

また、私自身も収集車の方の荒っぽいゴミ箱の扱いや

置き去りにされたゴミ袋を見るにつけて、次第に色メガネで見るようになっていた自分を反省したりもしました。

 

何はともあれ、嬉しい一言が朝の始まりで

人と人とは言葉一つで喜んだり悲しんだりと心動くものだと感じ入りました。

 

 

 

 




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