井上千鶴の言葉

井上千鶴のことば

 

思いついて小旅行

 

以前から一度行ってみたいと思っていた金沢21世紀美術館へ

土曜日の夕方からサンダーバードに乗って行ってきました。

20年ほど金沢には行くことがなかったので地理的にも記憶が定かではない中

香林坊に泊まり、朝から21世紀美術館へ向かいました。

 

この暑さにもかかわらず、家族連れや友達同士、母娘連れなど

年齢も子供から老人まで、多種多様な人たちが連れ立って、又、一人で

ゆっくりと歩いて楽しんでいます。

日本の美術館のイメージとは少し異なった雰囲気です。

皆、ニコニコと楽しそうに小声でしゃべり合って歩いています。

しかめっ面をしたり、むずかしそうな顔をしている人はほとんどいません。

 

ガラス張りの美術館の外を見れば、緑がいっぱいの森の木々に囲まれています。

芝生の上に寝そべったり、小さな子供がヨチヨチと歩き回ったり

まるでヨーロッパの近代美術館へ来たような感じでした。

美しさだけが美術の価値ではないのでしょう。

楽しさ、意外性、発想の豊かさが未来の美術的価値を

作るのではないかと思わせるひとときでした。

とは言うものの、その後近くの石川県立美術館で

乾山の雌雄一対の雉の香炉や古久谷の豪快な美しい大皿などを見て

やはりすごいなーという思いも同時に楽しめた充実した一日となりました。

 

京都、大阪、東京から遠く離れた大都会、金沢で

このような素晴らしい企画が現在されているということは

加賀100万石の伝統に息づく治政者の、あるいは住民の人々の

文化に対する奥行きの広さをつくづく感じさせられました。

 

帰りには武家屋敷の家並みの保存地区を見

淡海市場を覗いて海産物の豊かさに驚きながら帰路に着きました。

その土地土地の人の感性、考え方、見方に触れる時

旅のおもしろさを一番感じるときだと思いました。

 

蛇足ですが、若い頃見た古久谷はその肌合いや釉薬の色ばかりが記憶に残っていたのですが

今回見た20点ほどの古久谷の大作には、文様の有り方といい、高台が少し高く

鉢の縁の具合などが古伊万里や鍋島に通じるところが多く

やはり、九州で作られたのかという思いを持たされました。

 

現在と異なり、遠い遠い九州と金沢が美しいものを求め

江戸に対向するその気概で距離をいとうことなく交流していたとは驚くべきことです。

そのような人の思いが今に必ず通じているのでしょう。

私たち、奈良に住む人ももう少し(私も含め)金沢人を見習いたいと思いました。

 

 

 

 




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